お寺の境内というのは不思議とホッとする。
気持ちが焦っていても、気が滅入っていても、イライラしていても、
お寺に入ると和やかな気持ちになる。
歩けばお寺にぶつかるほど寺院があるチェンマイは、
それだけで人々が優しくなれるのかもしれない。
お寺の犬だってぐたーっと寝ていて吠えないし!
ところで、チェンマイ市内を観光していてトイレが気になる人はいないだろうか。
わざわざ店に入るまでもない時は、お寺のトイレを利用しよう。
何しろお寺はどこにでもあるのだから。
その中でも、一番きれいとされるのが、「ワット・プラシン」のトイレ。
実は、「国際的レベル」としてタイの数々の賞をもらっているのだ。
「ワット・プラシンのトイレ」というパンフレットさえある。
靴をサンダルにはきかえるので床はきれいだし、
ティッシュはもちろん、石けん、子ども用のトイレ、年配の方のトイレ、
シャワールーム、はたまた救急箱や新聞もあるそうだ。(パンフレットより)
サンダルもゴシゴシと定期的に洗って衛生面を保っている。
市内でトイレに行きたくなったら、ぜひワット・プラシンへ行こう。
寄付金も忘れずに。
お寺のトイレで思い出したが、こんな話を聞いたことがある。
知り合いのAちゃんがBちゃんと田舎のとあるお寺のトイレを利用した時のこと。
数日後、Bが熱を出し、原因不明の病気になってしまう。
病院へ行っても解決しないので、Aに相談すると、
「もしかしたらトイレかも?」
と。
霊感が強いAはいつも聖なる場所やお寺などへ行くと、
「敷地に入らせてもらいます。見学させてください」
などと心で祈るという。
トイレに入る時も、そこで大昔に誰かが亡くなって埋められたかもしれなく、
特にお寺のトイレはその可能性が高く、
見えないものに許可を得てから用を足すという。
でも、友達のBは特に断ることなく、トイレを使ったそうだ。
たぶんそれが原因ではないかということで、
2人でまたそのトイレに戻り、お線香を捧げ詫びたという。
するとあら不思議、Bの体調は元通り。
その話を聞いてからは、私も一応心で断り、ドキドキしながらトイレを使っている。
皆さんならどうする?!