映画「プール」とバーンロムサイ

映画「プール」がいよいよ今日公開される。
チェンマイの郊外を中心に撮影されたので、
市内はあまり出てこないけど、
チェンマイののんびりした空気が伝わってくる。

あらすじは、チェンマイでゲストハウスをしている京子（小林聡美）に会いに
娘さよ（伽奈）が遊びに来るところから始まる。
でも実はもう４年間も会っていない。
母は娘を祖母にあずけて、
自分の好きなことをするためにチェンマイへ行ってしまったのだ。
母との距離感がうまくつかめないでいるさよ。
だけどチェンマイで過ごし、
ビーや市尾、菊子とふれあうことによって
少しずつ心がリラックスしていく。

プールの周りで歌を歌ったり、
おしゃべりしたり、コムローイ（熱気球）を作って飛ばしたり。
プールに集まってきた５人の６日間の物語だ。

青々とした芝生と木々の中にあるプール。
鳥がさえずり、季節によっては蛍が舞い、
とても気持ちいいところだ。

そしてこのプールがあるのが、バーンロムサイ。
HIVに母子感染した孤児たちの生活施設だ。
様々な活動をしているが、その１つがこのゲストハウス。
運営費を寄付だけに頼らず、
自分たちでもうみだしていきたいという思いと、
将来子どもたちが運営していかれたらという願いを込めて作られた。

ゲストハウスは４棟あり、この写真は「すいかハウス」の共同リビング＆キッチン。
広々としていて、自炊したり、読書したり、１日中いられる場所だ。

また、キッチン・東屋付の１軒家「イチカワハウス」も素敵だし、
元ボランティアが作った土のゲストハウス（写真）も
大地の温もりを感じるホッとする家だ。

自分たちが楽しみながら泊まることがバーンロムサイの寄付になるので、
興味がある人はバーンロムサイのサイトを見てみて。

＠NHK Worldのタイ語放送で大森監督が「プール」について語っています。（タイ語：９月６日）