チェンマイにスターバックスが少しずつ増えてきた。コーヒーを飲むのがトレンドになってきたからだろう。私が来た7年前はネスカフェ(インスタントコーヒ)が主流だったけど、この数年で「カフェ」が急激に増えた。チェンマイで今一番オシャレになりつつあるニマンヘミン通りには、路地もあわせるとカフェが軽く10軒以上はある。
そこにスターバックスがオープンした。スターバックスは禁煙だし、おいしいから日本では好きでよく飲んでいた。だからチェンマイに1軒目ができた時は嬉しかったが、物価からするとメチャクチャ高くて飲めなかった。その後、少しずつタイのコーヒー豆を使うカフェが増え、カフェラテやカプチーノ、エスプレッソというものがタイ人にも浸透していった。
現在のタイ・コーヒーはとてもおいしく、世界のブランドにしてもおかしくないと私は思う。ただ、とても濃い。昔ながらのタイコーヒーの名残だろうか。濃い目に煮立てたコーヒーをコンデンスミルクと砂糖、もしくは氷をたっぷり入れて飲むスタイルだ(1月9日の日記参照)。そのままの方法で現在の良い豆を焙煎しているのか、色も味も濃い。ブラックで飲むより、カフェラテにしたぐらいがちょうどいい。
いつの間にかそんな濃い目のコーヒーに慣れてしまったのか、久しぶりにスターバックスへ行ったら、「薄い」気がした。少し物足りない。そういえば、日本から1杯ずつパックになっているドリップ式のコーヒーを持ってきたが、なんか薄すぎて味気なく感じたのはそのせいだろうか。