ここのところコンピューターの使いすぎで、腕がカチンコチンなうえ肩がパンパンだ。ストレッチしても、逆立ちしても肩がコンクリートで固められたようで重い。針やお灸、ハーブボールで奥深い芯の部分をほぐしたい気分だけど、私の行きつけのマッサージ屋は全部旧市街にあり、行くのが億劫だ(バイクで10分たらずだけど)。
そう思っていたら、すぐ近くにあった。バイクで1分のところで、大学病院の神経科がしている。ここに来る人は治療に来る人ばかりだ。タイ人は全ての診察に対して「30B(約100円)治療」ができるようになっているが、ここも例外ではない。普通に払うと、1時間120Bする。
ここはあくまでも治療が目的なので、患者さんは私の両親かそれ以上の人ばかり。いつもいっぱいなので、予約をしないといけない。
入院患者が着るような服に着替えさせられ、男女20人ぐらいが寝られる大部屋でマッサージを受ける。しばらくすると、マスクをしたマッサージ師がやって来て、それぞれのリクエストに応えてマッサージをしてくれる。私は、フット&ボディー&ハーブボールの3種類の2時間お願いした(300B)。
まずは足。クリームをつけて大きな動きでマッサージをする。その後、タオルで拭いてくれるが、何百回と洗っているからか、表面がパリパリしていて、足に紙やすりをかけているように痛い。
ボディーは、ガシガシと大雑把に強くマッサージをしていくので、はずれかな?と思ったけど、肩甲骨や肩の周りなど、私が押してもらいたいと思っていたところを悟ってくれて、グリグリ押してくれたのがとても気持ちよかった。「こんなに凝っているよ」とほぐれるまでもんでくれ、最後に温かいハーブボールを体中に押し付けてくれた。
終わった後は、体が軽くなり、すごいおなかが空いてきた。
マッサージを30Bで受けられるタイ人が羨ましい。