以下、管理人さんの話。
背が高く、がっちりした体格の男性がバイクに女性を乗せてアパートにやって来た。バイクのカゴには小さなハンドバックとセンスが入っていて、バイクを停めると、それを手にして「部屋は空いている?」と聞いた。
部屋に案内すると、男性は一目で気に入り、「ぜひ借りたい」と言う。その間も、大きな手にハンドバックとセンスを持っているから、彼女の荷物を持ってあげて優しい男性だなあと管理人さんは思ったという。
ところがどっこい、よく観察してみると、「あ?ら?」とおばさんがやるように、手の動きがしなっている。よくよく話言葉を聞いてみると、おかまちゃんということがわかった。彼女はただの友達で、一緒にアパートを探してくれているらしい。あまりに男らしかったので、普段なら茶髪の人やピチピチのシャツを着ているような若い子とか「危険人物になりうる人」を断る管理人さんも、成り行きで部屋を貸してしまうことに。
さて、問題が起こるかな。