久しぶりに友達の実家へ遊びに行ってきた。チェンマイ市内から50キロぐらいのところにある。1年に1、2回行くぐらいだけど、もう7年間続いているので、道を歩くと親戚たちに声をかけられる。皆、北部弁でべらべら話すので、私はただ笑っているだけ。時々答えたりするけど、静かなままでも他に話す人はいっぱいいるので、私は私のままでいい。
友達の両親がしている農園に顔を出した。以前はラムヤイが植えてあったけど、それが全て切られて、新たにチークの木とパパイヤ、バナナが植えられていた。パパイヤは放っておいても実がなる。バナナは実、葉、茎と無駄なくすべて売ることができる。チーク材は孫が大人になる頃には高く売れるだろうということだ。ラムヤイは肥料・農薬などお金と手間がかかるうえ、価格暴落。頭にきたお父さんが全部切って、「炭」として売ってしまった。
見渡す限りの土地があれば、日本ではそれだけで金持ちだけど、ここでは赤字のもと。農作業をすればするほど借金が増えるが、農地を放っておくこともできない。パパイヤとバナナは日銭ぐらいだろうけど、チーク材には大きな期待を持ちたい。