「おばちゃん、明日の朝、お坊さんに食事を喜捨しに行くでしょ? 新年の挨拶だよ」
と友達の甥っ子がおばちゃん(友達)に聞いていた。1月1日は彼のお父さんが仕事なので、1日早めて大晦日に行こうと言うのだ。すると、友達は
「行かないよ。そんな朝早く起きるの面倒だもん」
彼女は、いつ行っても同じで、「大事なのは気持ち」という考えだ。そんな会話がしばらく続いた後、8歳の少年はボソッとこう言った。
「近頃の人はどうしてこうなんだろう。なんで行事を大切にしないんだろう」
結局、友達は説得されて、私も含めて今朝は6時起きで、托鉢に来るお坊さんに食事を喜捨しに行った。まだ真っ暗で、空気は冷たい。1年の最後くなった。私も日本で初詣に行かれないので、ちょうどよかったかな。
今年1年、ウェブサイトを応援して頂き、どうもありがとうございました。2006年が皆様にとって面白いことがいっぱいある1年でありますように。