タイ人に会うと、知り合い、知り合いでないに関わらず、
私が日本人だとわかるとすぐ
「日本は大丈夫か? 家族は大丈夫?」
と声をかけてくれる。
友達は友達で
「会社で寄付を集めたので領事館に持っていった」
「商品の売上金を寄付した」
などとメールで報告してくれる。
今日送られてきたのはYou Tubeのビデオ。
大学の先生からだ。
国民的スターの男性歌手、バード(本名:トンチャイ・メーキンタイ/Grammy)が
日本の被災者を支援するために発表した「Thai For Japan」という歌。
タイのテレビニュースでは画面の下に視聴者からのメッセージを流しているけど、
そこにもずーっと
「日本がんばれ!」
「日本、応援しているよ!」
「負けないで!」
などと日本へのメッセージばかり。
それは3月11日から今もなお続いている。
なんだろう、この大きな愛。
その度に胸がいっぱいになる。
タイだって今現在も、ナコンシータマラート県やサムイ島、クラビを含む
南部が大洪水に見舞われている。
死者も十数名、行方不明者100人以上出ているし、
70万人以上の人の生活に影響が出ているそうだ。
洪水の義捐金受付が始まった。
また、北部はつい最近、地震があって、
ダムは大丈夫か? 今後の地震は?
とタイ全国で不安はつのっている。
そして、一番暑い季節の3・4月なのに太陽が見えず、
40度の暑さはどこへやら、20度前後しかない異常気象。
タイだって大変なのに、テレビのメッセージは
「タイ、日本、スースー!(がんばれ)」
日本のことも忘れていない。
ありがとう。