700年以上前、マンラーイ王が新しく都を作る場所を探していた時、吉兆がいくつかあった今の場所にチェンマイを建都したといわれている。
ドイステープに白い鹿の親子が住んでいたとか、白ネズミがいたとか、山の斜面に西から東に水が流れていたとか、いろいろな吉兆があったが、その1つに聖なるメーカー運河がある。 (メーカーにかかる橋をよく見ると、ネズミなどのオブジェがあったりするよ。)

その美しかった運河も、人口増加+家庭廃水で、すっかりこの通りの汚さ。

水は真っ黒で、鏡のように景色が映りこむほど。
そしてどぶ臭い。
素敵なカフェがあったりするが、窓からの臭いがひどくて、ゆっくり飲んでいられない。
住んでいる人は毎日のことなので大変だろう。

このメーカー運河を改善しようという取り組みは何度もあったけど、なかなかきれいにならず…。
この1年ぐらいだろうか、急激に動きがあったのは。
全長31km(市内を流れるのは11km)のうち、750mをまずは開発した。
水質を改善し、景観もこの通り。
小樽運河をイメージしているのか、「タイの小樽運河だ」と新聞に書いてあった。

映画「三丁目の夕日」にちょっと似ている。

なんか映画村みたいな感じもする。

ちょっとした雑貨やカフェ、屋台などもある。
歩道に柵がないのがタイっぽい。
よそ見をしたら運河に落ちそうだ。

店は夕方からオープンらしい。
涼しくてちょうどいいかも。

ローイクラトン祭のデコレーションもされてきているので、散歩がてら行ってみてはいかがでしょうか。
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