チェンダオ山と対話

チェンダオ山朝日を見た後、リーダー特製のおいしいお雑煮を食べ、いざ下山。
だいぶ山登りも慣れてくる。
きれいな景色や花があると立ち止まって写真を撮り、自分のペースで歩いていく。
皆には先に行ってもらう。
しばらく花を触ったり、匂いをかいだりしていると、自分1人になる。
あまりグループと離れても不安になるので、またゆっくり歩き出す。

ところが1人で歩くと、今まで1本道だと思っていた道が何本にも見えてくる。
「どっちだろう?」
ひや?と頭が白くなる。
でも落ち着いて、よく観察するとヒントがころがっている。
間違えそうな道は小さいが、枝が横たわっている。
正しい道には、人がシャツを枝にひっかけたような、目立たない糸切れがぶら下がっている。
人の足跡を探してみたりもする。
もちろん3つも4つも枝分かれしていないから、すぐ分かるのだけど。
ただ、今まで人の後ろを呑気に歩いていたことを気付かされる。
森と対話が足りないのかなって。

アフリカ人が書いた本を何冊か読んだことがあるけど、どれも主人公が当たり前のように森と対話していた。
決して童話ではない。
人間と自然の関係がとても密な気がした。
家族というような存在。
それに比べると自分と自然てたまに会うだけの仲という距離を感じた。

投稿を作成しました 1996

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