数年前に友達がアパート横に植えたパパイヤの木がたくさん実をつけ始めた。車がたくさん通る、硬い土に植えたのに、太陽の光りを受けてぐんぐん成長した。放っておいても実ができるのは、タイの豊かさを表している気がする。
普通のパパイヤより小ぶりで、手の平サイズだけど、糖分が多く、とても甘い。虫や鳥に食べられる前に採ってしまうのでまだ青いけど、数日おいておくと黄色がかってくる。それでも木で熟したように、甘い。
アパートの反対側では、チョンプーという果物もなり始めている。タムルンというツタで伸びていく野菜も勝手に生えている。果物をもぎとってかじりつき、野菜を切って炒め、花を摘んで花瓶にいける。私が住んでいるところは、市内でもかなり賑やかなところだけど、それでもまだまだ自然の恵みがある。そんなちょっとした空間に身をおく時間がすごく楽しい。