チェンマイ大学の片隅にカシューナッツの木がある。
この時期になると実を木にいっぱいつける。
1度採って食べてみたいと思っていたので、ちょっと突ついてみることにした。
少しツンツンすると、うまいことに1つだけ落ちてきた。
黄緑色でそら豆をスマートにした形。
指で押すと柔らかい。
中を割ることにした。
すると中に小さいながら、カシューナッツの形を留めた枝豆色の実がちょこんと入っている。
まだみずみずしい。
ちょっとかじってみると、苦いがほんのり甘い。
家に帰ると、なんか手が少しべとべとする。
ちょっと嫌な予感。
カシューナッツの木って何科だっけ? 漆科じゃないよな……。
夜になると液が触れた指や手の平が水泡だらけ。
タイ人の友達に聞くと、案の定、素手で触ってはダメだとのこと。
さやが茶色くカチカチの硬さになるまで待って、
それを割って中のカシューナッツを出し、炒るなり揚げるなりするそうだ。
いつになったら食べ頃なのかな。
1ヶ月後ぐらいにまた来よう。