年越しはコーヒー・ツアーに参加してきた。
チェンライ県の山の中、標高約1500mのアカ族の村だ。
ちょうどコーヒー豆の収穫の時期なので、
各家には収穫したばかりのコーヒー豆(実)が置いてある。
ツアーを主催しているのは、アカアマ・コーヒーのリー君。
村で最初に大学を卒業した人だ。
村には小学校しかなく、それ以上の教育を受けるには町に行かなくてはならず、
お金もばかにならない。
どうしても勉強がしたかったので、小僧になってお寺で寝泊まりし、
そこから学校へ通った。
タイでは家庭の事情で学校に行かれない子どもが、
そうやって教育を受けられるのだ。
大学では英語を専攻し、その後NGOで働いて僻地の子どもたちを支援するが、
ふと自分の生まれ育った村も同じような問題を抱えているのに気づく。
村の子どもたちの将来が不安になり、
NGOを辞めて、自分の村に力を注ぐことにする。
村ではもともとコーヒーを栽培していたし、リー君も飲むのが好きだったこともあり、
それならばコーヒー豆を流通するルートを作ろうと動き出す。
これまでにもコーヒー豆を卸していたが、仲介業者にばかり利益がいっていたので、
村人も消費者も喜ぶ関係、フェアトレードをすることになったのだ。
コーヒーの実にはワインレッドと黄色がある。
どちらも香りが良いそうだ。
生の実は香りはしないけど、
食べるとほんのり甘い。
(中に固い豆が入っているので、皮の周りしか食べられないが)
今年は雨期に雨が多かったため、例年より収穫量が減り、
価格もぐっと上がっているとか。
去年は1キロ16-17B(約45円)だったのが、今年は25B(約70円)ほど。
熟した実を1つ1つ手で摘んでいく。
急斜面のところに植わっているので、足がガクガク。
面白いけど、毎日するには重労働だ。
午前中の作業が終わって昼食。
アカ族のピーナッツソースや菜の花のスープなどが出された。
労働の後は格別においしい!
私たちが泊った村からコーヒー農園まで4キロの道のり。
アップダウンがあるので、運動不足の体にはかなりこたえる。
でも、道中は梅の花や緋寒桜が咲いていたりして、気持ちいい。
日本の田舎の景色といってもわからないかも。
3月頃はこの花が全部梅になっているのかと思うと、
今度は梅を摘みに来たいなあ。
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リーくん、ラジャパットを卒業された方でしょうか?昔一緒に勉強した学生さんにとってもよく似ているので、気になってコメントしてみました。
ご存知なければすみません(>_< )
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チェンライのラジャパットと言っていましたよ。
もしかして同じ人かもしれませんね!