惣菜屋台の1日

友人の知り合いが惣菜屋台を営んでいるので、
しばらく彼女の自宅へ通うことになった。
自宅で作って、医学生の食堂で売っている人たちだ。
朝4時に起床。
もうろうとしたまま着替えて外に出る。
空はまだ眠っている。
バイクを飛ばすとひんやりする。

家に着くとなんともう6、7品ができていた。
どうやら遅すぎたようだ。
明日はもっと早く来よう!と心に決めようとしたけど、
どうやら手伝っている人は3時に起きているらしい。(やめておこう。)

コンロは4つ。
そこに直径80cmはある中華鍋を置いて料理をする。
まずはレッドカレー。
ココナツミルクとペーストを火にかけるとグツグツとマグマのように踊りだす。
私もちょっと手伝おうとヘラでグルグル回してみた。
そしたら熱々のマグマが怒りをこめて腕に飛びへばりついてきた。
腕は赤い斑点模様。半端なしに熱い。

カレーと同時進行して炒め物、スープ、揚げ物などが作られていく。
どれも大鍋なので、入れる調味料や素材もナムプラー大瓶1本、砂糖1キロ、
ナスが5キロという量。豪快だ。
大量だけど唐辛子に赤、黄、緑を使ったり、トマトの赤色や玉ねぎの白色を
アクセントにしたりと色彩がきれいなので食欲をそそう。
特にたくさんのおかずを売る惣菜屋台では目でうったえることは大切だ。

空が明ける頃には15種類近いおかずが出来上がった。
今度はそれをピックアップ・トラックに乗せ、食堂へと急ぐ。
まだ6時過ぎだ。
残り組みは第2弾に取り掛かる。
トムヤムやサラダを作り、9時頃また運ぶ。
完売するのが午後3時過ぎ。
片づけが終わったら今度は市場へ直行。
そこで山のような買い出しをし、家に向かう。
帰ってからは野菜や肉の下処理をするので、全て終わるのが夜8時頃。
皆すごい!
私は朝と夕方だけ顔を出しているけど、それだけで昼間は疲れて何もできない。
体が慣れるまで大変だ。
それにしても朝4時に起きると1日が長いのなんのって。

投稿を作成しました 1996

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