ホテルのカオソーイ

カオソーイ北部名物にカレーラーメンがある。カオ・ソーイだ。カレーにココナツミルクを入れて作り、食べる時は高菜漬けや赤玉ねぎ、ライム、揚げ麺などを混ぜ混ぜする。屋台で食べると20バーツ(約70円)と手頃なご馳走だ。
ホテルで働き始めた私の願望は、ホテルのカオソーイを見ること。そして運良ければ食べること。この庶民の味がホテルではどうやって出されるか興味ありだ。だって値段が10倍以上するんだから!
その念願が思いも早くやってきた。日本人のお客さんとレストランで一緒にごはんを食べることになったのだ。にんまり、顔がほころぶ。
セラドン焼きの淡い若草色のドンブリにたっぷり入ってきた。上に揚げ麺を一掴みのせるのが特徴だけど、ホテルのはなんとドンブリに盛り上がるほどのってきた。薄切りの赤玉ねぎもちゃんと飾り切りしてある。麺の量もカレーの量も屋台の倍はある。レンゲはなく、ずしりと思いスプーンとお箸で食べる。味は屋台のものより、とろっとしている。ラーメンのスープというより、カレーライスのルーに近いこさ。ちょっと上品な感じがする。ココナッツミルクがこってり。雰囲気もご馳走だ。
写真を撮りたかったけど、お客さんの手前それは我慢。だから画像は屋台のカオ・ソーイ。


投稿を作成しました 1995

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