ケーキやパン、クッキー、アイスクリームなどが生活の中にとけこんでいくと、
昔ながらのおやつは少しずつ姿を消していく。
だけど、日本人が時々ふがしやポン菓子といったシンプルなものが食べたくなるように、
タイでも昔ながらのおやつの需要はある。
その1つが、「カーオ・グリアップ」。
もち米を石臼でひき、ゴマと混ぜて作る。
生春巻きの皮(乾燥したもの)より硬いけど、火であぶっていくとぷくっと膨れてくる。
焼きたては、パリパリパリッと割れ、食感がいい。
香ばしく、ほんのり塩とゴマの風味がする。
軽いのでいくらでも食べられてしまう。
今回はタイルー族の女性がデモンストレーションで焼いていた。
昔は乾燥したものを常備しておいて、
小腹がすいたら火鉢であぶっていたんだろう。