揚げバナナは定番のおやつだけど、
それをちょっと豪華にしたものが「カーオマオ・トード」だ。
本当はバナナの上に天かすがのっているだけだが、
このお店のは大きな衣で3本のバナナをくるくるっと包んである。
手がこんでいて美しいので
お客さんからは
「カーオマオ・トード・チャオワン(王宮)」と呼ばれている。
これを作っているのは、アユタヤ県出身のアムノーイさん。
アユタヤでは魚のBBQ屋を営業していたが、
チェンマイが好きで10年ほど前に奥さんと移り住んだ。
お母さんがタイ菓子を作るのが好きだったので、
チェンマイでは揚げバナナを売ることにする。
当初は1日バナナが30-40房、売り上げが2、3000バーツと良かったけど、
競争相手と物価の上昇で利益はガタンと落ちたという。
「以前はゴマが1キロ25Bだったのが、今は130B。
お砂糖は12Bから28B、ココナッツミルクが1キロ22Bから50Bだよ!」
アムノーイさんはそう嘆くけど、売っている値段は昔のままだという。
一般のバナナ揚げと違うのは、
バナナをスライスせずに1本まるごと揚げていることと
クルウェイ・カイというとても小さく香りが良いバナナを使うこと。
このバナナは揚げると色が濃い黄色になり、
ねっとり柔らかく、そしてとても甘くなる。
そして重要なのが、
このお菓子の名前にもなっている「カーオマオ」という
若草色の若いお米を衣に混ぜることだ。
作り方は、
(1)まずお鍋にココナッツミルクを入れて火にかけ、
塩と削ったココナッツを加える。
(2)砂糖、カーオマオを順に入れる。
焦げないようによく混ぜ、水分を飛ばしていく。
(3)耳たぶほどの固さになり、まとまってきたら火からおろす。
(4)その生地を団子状に丸め、平たくし、
(5)バナナを置いて、包むように満遍なくつける。
(6)小麦粉、水、塩、ゴマを混ぜた衣をつければ準備完了。
次は衣作り。
(1)ココナッツミルク、塩、片栗粉、卵を混ぜたものをビニール袋に入れ、
角を切って、そこからシュワーッと油に流し入れる。
(2)細長く形を整えていく。
(3)そこに揚げたバナナを3本のせ、
一般のバナナ揚げがカジュアルだとしたら、
これはドレスをまとった貴婦人のようだ。
周りの部分はカリカリッと固めに揚げられていて、塩味がする。
バナナの部分は一口食べると、濃厚な香りが口に広がり、
徐々にココナッツのシャキシャキした食感や
自然の甘味が舌に広がる。
濃縮された甘さがあるので、1本で満足かも。
*お店「クルウェイ・トード・ファーターニー」
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
美味しそう!!!!!
甘くてしょっぱくて、タイのお菓子は
止められません!!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
塩とお砂糖の組み合わせが面白いですよね。
バラバラに食べると首をかしげてしまうけど、一緒に口に放り込むとおいしいから不思議です。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
岡本さんの本を片手に先週チェンマイに滞在しました。
このバナナがどうしても食べたかったのでお店に伺い
お母さまの優しい微笑みに癒され
ゴージャスな揚げバナナでお腹も満たされ
楽しい時間を過ごすことができました。
SECRET: 0
PASS: dc2e4bd89fee4e1889f02b5256a0ef61
わー、kanaさん、わざわざ行ってくださったんですね。
ありがとうございます。
ボリュームたっぷりだったと思います!
ブログも拝見しました。(書き込みできないのでこちらで失礼します)
あそこのガイヤーン、おいしいですよね!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
麻里さん、ブログへお越しいただいたんですね!!
ありがとうございます。
ガイヤーン、とっても美味しかったです!
あの煙の中で食べるというシチュエーションもたまりません。
麻里さんの本とブログのお陰でたくさんの美味しいもの・楽しいものに出会えました。
これからも楽しみにしています♪
SECRET: 0
PASS: dc2e4bd89fee4e1889f02b5256a0ef61
kanaさん、ありがとうございます。
私もまたおいしいお店を探してブログでアップしていきますね!