スー! スー!

super moon
なんか国旗のようになってしまったが、
昨晩は18年ぶりに「スーパームーン」が見られた。
月と地球がもっとも近づく現象らしい。
タイ時間で夜中の01:10頃。
そして02:09にはもっとも大きく見えるという。
普段の満月より14%大きく、30%明るいとか。
周りのタイ人は地震と関係があるのではないか?
と話している。
タイを襲った津波の後もスーパームーン(一般のもの。今回のは最大規模)が出たと。
でも、他のスーパームーンの時に災害はなかったなど
根拠はまったくないと科学者は否定している。
寝ないで1時、2時と見てみることにした。

01:10、すごい明るい気がした。
辺りの暗闇の中で透明なまぶしさを放っている。
2時過ぎ、相変わらず夜の太陽というように明るかったけど、
大きさはよくわからなかった。
満月に向かって手を合わせる、被災者の方々を想って。

いろいろな噂が飛び交う中、
タイでも原発問題は大きく取り上げられている。
タイ人の友達や行きつけの屋台に行っても
「家族は大丈夫なのか? 日本から逃げなくていいのか?」
と聞かれる。
原子炉から煙があがった=広島・長崎
を想像しているらしい。
そして、タイにも放射性物質が飛来するかと。
タイでは海外ニュースとして一部を取り上げるから
よけい不安が募るのかもしれない。
もっともネットテレビでずっとニュースを見ている私でさえ
ハラハラヒヤヒヤしているが。
特に欧米などの記事を読んだり聞いたりすると不安は募るばかり。

混乱を招いてはいけないと、特集を組むテレビ局も出ている。
スリーマイル島や今回のことなどを説明した番組だ。
原発をわかりやすく説明した「おなかがいたくなった原発君」(タイ語)のアニメも流れた。
ตด ขี้ และนิวเคลียร์ (訳:おなら、うんち、原発)

近くで一緒に見ていたタイ人数名も、
このドキュメンタリーやアニメを見て少し理解したようだ。
ーといっても、決して「安全」とは言えないし、
不安が消えるわけではない。
実はタイでも中部・北部・東部・東北部・南部と原子炉を作ろうという計画が進められている。
前から反対運動は起きていたけど、この災害で一層反対運動が高まっている。
日本という知識・技術が高い国でさえ事故が発生し、制御できないでいると。

原発の心配は続くけど、タイ人の温かい心には助けられている。
寄付をくれる人もいるし、
あちこちで震災のチャリティーコンサートやイベントを開催してくれている。
もちろん、在チェンマイ日本人も動いている。
タイ人が応援してくれている。
この頃よく聞く言葉、「スー! スー!」
タイ語で「がんばれ!」という意味だ。

投稿を作成しました 1993

スー! スー!” に 3 件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: c394f785063ac10ded33d5856b15bcb7
    スースーって頑張れっていう意味なんですね。
    いいこと聞いた!
    「スースーイップン!」
    こう言えばいいんですね?

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    そうです!
    「スー」は「闘う」という意味で、日本語の「ファイト!」とか「がんばれ!」というニュアンスも含んでいます。
    だから、ナーンさんの言うとおり、「スースー、イープン!」という言葉が今はあちこちで聞かれますよ。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おむつの中にもらしてほしくないですが、今は水道水、野菜などが心配ですね。
    被災者の方、被災地、日本の生活が少しでも早く復旧するといいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連する投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る