友達の村でトード・パーパーが行われた。
僧に袈裟を捧げる儀式だ。
ジュラカティンやトード・ガティンも似た行事だけど、
これらは雨期が明けた頃にする。
だけど、トード・パーパーは1年のうちいつしてもいいし、
同じお寺で何度行っていもいいらしい。
ただ、式をするにはお金がかかるので、主催者になる人がいないとできない。
今回はバンコクの人が名乗り上げ、はるばるチェンマイ郊外までやってきた。
袈裟を供えるだけでなく、
お寺を修復する資金集めの目的もあるので大切なお客さんでもある。
村の人はバンコクの人のお世話をしつつ、
儀式の準備をする。
タマリンドの木をストローや色紙の花で飾りつけ、
石けんやタオルといった日用品をぶら下げるのもその1つ。
これはお寺にお供えする。
お金も寄付するのでこんなものを作る。
1000Bや500Bといったお札はほぼバンコクの人がつけ、
村人たちは20B、50B、100Bがほとんど。
それでも村人たちにとっては貴重なお金だ。
朝、皆でお寺まで太鼓の音に合わせて賑やかに行進。
無事、儀式も終わり、88,000バーツ(約27万円)集まった。
これでソンクラーンまでにお寺が少しはきれいになりそうだ。