お祭りの代償

ソンクラーン 朝、お寺を参拝した後、アパートを守る祠と土地を守る精霊にお祈りをする。「ナームソンポイ」という種と花が入った水を部屋やバイク、職場、自分たちの頭などにふりかけ、健康と安全、幸福、商売繁盛を祈る。
 そしてまた部屋に閉じこもる。暑くて変になりそうなので、クーラーをつける。外ではまた今日も水掛けが派手に行われているのだろう。最終日なので、熱の入りようはきっとすごいはずだ。ちょっと見に行こうかなと何回も思い、外に一歩出るけど、あまりの暑さに部屋に戻ってしまう。
 ニュースでは、今年の事故をレポートしている。4月7?14日の死者は既に393人。去年よりは少ないそうだ。今年のソンクラーン期間中(10日間)の目標死者数(と書くと変だが、要するに、これ以上は出さないという目標。本当は「0人」とするべきなのに)は506人。あと113人で目標数を越えてしまう。そして、そうなる可能性があるのが恐ろしいところ。
 今の時点で最高死者数を出しているのは、ピッサヌローク県の16人。いつも1位のコラートを抜いたという。一番多い事故原因はピックアップのスピードの出しすぎ。そしてバイク、自動車と続く。事故件数にいたっては、数万件だろう。水掛けは楽しいし、はしゃいでもいいけど、このめでたい時にばかげたことで命を落としてしまうのは考えものだ。


投稿を作成しました 1995

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