ワット・チェディールアンの本堂が建て直され、
チョーファーを取り付ける儀式が行われた。
5日の日記にも書いたが、
式が始まるまで金粉を貼り付ける人がいっぱいいた。
入院中の高僧がこの儀式のために病院から来られた。
酸素ボンベが用意され、車イスに乗らないといけない状態なので、
18:00に開会式をした後、すぐ病院へ戻られた。
チョーファーには白い聖糸がつけられ、
参拝者が輪になってその糸を指にはさんで、
クレーンで空に持ち上げられるのを皆で見守った。
屋根の上ではチョーファーを取り付ける職人が数人待っている。
小雨が降る中、命綱もつけずに作業する姿を見るとひやりする。
民族衣装をまとったおばあちゃんも踊りだす。
無事、チョーファーが取り付けられ、職人さんが降りてきてホッとした。
いったいあの重いチョーファーをどうやって取り付けたのだろう。
トンカントンカンと釘を打っていた音は聞こえたが。
ちなみに建て直される前の本堂はこれ。
コケがはえて傷んでいる。
それが取り壊され、数年かけて建て直された。
本堂の中には見上げるほどの立ち仏像があるが、
まだ修復中でビニールがかけられている。