毎年ソンクラーン前の暑い時期になると、シャン族(タイヤイ)の華やかな行事、「ポーイサーンローン」がある。
少年がこの期間に出家してお寺で修行するのだが、その前にとびっきり着飾って祝うというものだ。
シャン族が多いメーホンソン県が盛大だけど、チェンマイ市内のシャン族のお寺、ワット・パーパオでも毎年3日間行われている。
今年は少年(サーンローン)が46人と成人(ジャーンローン)が1人、合計47人が参加した。
大多数の子どもたちは8-11歳だ。息子が出家することにより、両親が高徳を積めると考えられている。
初日は日が昇る前から身支度が始まる。
ピンクや緑、水色といった派手な衣装をまとった後は、顔に化粧がほどこされる。
口紅もしっかり。
アイシャドーだって!
人によっては、タナカーという木の粉を砕いたもので頬に絵を描く。
使うのはマッチ棒だ。
これはお父さんの出番!
指輪やネックレス、ブレスレットはもちろん、頭には色とりどりの花をつける。
ほら、こんなに色気たっぷりの美しい少年に変身!
お肌がぴちぴち。
着飾った瞬間から「聖なる少年」となるので、一切地面に足をつけてはいけなくなる。
だから、どこへ行くのも誰かに肩車や抱っこをされて移動することになる。
そして座る時は必ず座布団や毛布が敷かれる。
日差しが暑い外に出るときは、ちゃんと金の傘をさす人がいるし、センスで仰いでくれる人もいる。
少年1人につき、家族と親戚の若者やおじさんが何人も交代でつきっきりで肩車をする。
サーンローンになった最初の食事は12種類用意され、初めの7口は両親や保護者が食べさせてやることになっている。
この3日間はワット・パーパオで仏教儀式があったり、ワット・グータオ、ワット・スワンドークなどのお寺を回ったり、夜はシャン族の踊りがあったり……することは盛りだくさんだ。
その度に、サーンローンは肩車され、仏塔の周りを太鼓の音に合わせ踊り続ける。
肩車をする人も一緒に飛び跳ね、腕を広げてクルクル回りながらリズムよく足を動かす。
少年たちはセンスを広げて踊る子もいれば、頭にしがみついてぼーっと座っている子もいるが、大人のほうが人一倍はりきって、そして楽しんで踊っている気がした。
各お寺では皆で声を合わせ、覚えたばかりの
お経を読む。
とはいっても、まだ小さな子どもたち。
途中でアイスクリームを食べたり、おしゃべりしたり、寝てしまったり……。
かわいいな?。
3日目の午後には、オレンジ色の袈裟を両親から渡され、
きらびやかな衣装とアクセサリーを取り、袈裟に着替えて
小坊主の姿になる。
あとはお寺で勉強に励むのだが、何日間修行するかは
人それぞれとか。
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暑い中、取材お疲れ様でした~。
主役の子供達、人形みたいでかわいいな。
でも着飾ってる分、暑そう~。
おんぶしてるお父さん達も汗だくだよ、きっと。
その分、たくさん徳が積めるといいね。
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暑そうだったよ~。炎天下の中の行進もあるしね。
それにしても何回見てもこのお祭りは飽きません。
ずっと前、サマネーンになる前の子どもたちが本堂で必死にお経を覚えているのを一緒に見たよね。
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チェンマイへ戻ったらこの目で一度見てみたいです。その時はよろしく^^
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もちろん! いろいろな北部のお祭りに連れて行ってあげるよ。細かい通訳はお願いします!
来週はラーンナーのお正月。今度はカオニャオのラオカオを飲んできます。