チェンマイにはチェンマイ独自のお祭りや行事がある。
6月上旬に行われた、国柱を祀るサオインタキン祭もそのひとつ。
そして今日あったのが、メーヒア地区の「プーセ・ヤーセ」という行事だ。
プーセ・ヤーセー は大昔、人食いの鬼夫婦で、チェンマイの人に大変恐れられていた。
そんなある日、仏陀がここに降臨され、プーセ・ヤーセーに村人を食べないように説教する。
しかし、そうすると食べるものがなくなるので、動物を食べることを懇願したため、村人は1年に1度、水牛を生贄にするようになる。
そしてそのお返しに、 プーセ・ヤーセー は国と市民の安全と健康を守ることを誓い、チェンマイ(メーヒア?)の守護神になる。
今でもその行事は行われていて、毎年1度水牛が生贄にされる。
プーセ・ヤーセの霊が降りてきたシャーマンが生肉や生血を口に入れながら、何かしゃべったり、お祈りしたり、歩いたり。
ご利益にあずかろうと人々が寄ってくる。
中には「宝くじの番号を教えてください!」という人も。
「739」
(だったか? 379だったか?)とシャーマンが言うと、下3桁が「739」の宝くじを買おうと宝くじ売りのところへ走る人もちらほら。
それを予期してか、敷地には宝くじ売りがたくさん待機していた。
(でも、当選番号は下2桁「29」だった)
タイ第二の都市チェンマイだけど、まだまだこのような霊が身近な世界が残っているから面白い。