シャン族の得度式

シャン族の祭りは3日間続く。
毎日衣装を換え、ばっちりお化粧をして着飾る。
それにしてもこれがまた惚れ惚れするほど美しい。
目鼻立ちがぱっちりしている上、お肌はツルツル。
お化粧は映えるし、目が合うとニッコリ笑うからもうたまらなく可愛?い!!

だけどこのきらびやかな衣装も今日の午前でおしまい。
午後は家族、親戚一同が集まり、20人以上の僧たちが見守る中、
本堂で得度式が行われた。
読経の後、子ども達は化粧やマニキュアをおとし、
キラキラ光るアクセサリーも全部取り、華やかな衣装を脱ぎ捨てた。
そして僧や父親に手伝ってもらい、ピカピカのオレンジ色の袈裟に身を包む。
これで30名ほどの小僧が誕生した。
もう俗人の私たちと一線をおいて接さないといけない。
だけどまだ学芸会や修学旅行のノリで、あっちでおしゃべり、
こっちでだらりと緊張感が全くない。
でもお経は見事に覚えていて、大きな声で暗唱していたのには感動したのだ。

明日の早朝からこのピカピカの小僧たちが街に托鉢に出ると思うと、
自分の子どものように誇らしく思えてくる。
なんでかな。
3日間ずっと写真を撮っていたせいだろうか。
明日は托鉢の風景を撮りに行こうっと。

投稿を作成しました 1993

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