お正月は熱でずっと寝ていたため、おせちは食いっぱぐれ、初詣は行かれず、
年配の人の挨拶回りもできず。
新年の祝福を受けないでアイスクリームばかり食べる私と友達。
すると夜になって、田舎から友達の両親と弟の家族がやって来た。
お母さんがお正月のお菓子をくれ、お父さんは皆を集めて１年の幸福を祈ってくれた。
私をふくむ家族一同が円になり合掌し、お父さんの新年の言葉をありがたく聞く。
それが終わると、お父さんがソムポーイ（聖水）という乾燥した花が入った
黄色い水を私たちの頭にかける。
そして両腕にきなり色の聖糸（サイシン）を巻き、安全と健康、幸福を祈ってくれた。
これでやっと私と友達も無事に新年を迎えることができた。よかった、よかった。
身も心もシャキッと引き締まる気分だ。
そうそう、ソンクラーン中の４日間で死亡者がなんと547人、
負傷者が約3万6千人だそうだ。異常も異常。
この人たちだって祝福を受けたはずなのに…。
