チェンマイには屋台や食堂、レストランがあふれるほどあり、どこもそれなりにおいしい。でも、心から「おいしい!」と思える店は、意外と少ないのかもしれない。高くても「うーん……」ということはよくある。
味の違いは何だろうといつも考えるけれど、やはり作り手の愛情なのだと思う。値段に関係なく、シェフが丹精込めて作っている店は、やはり味が違う。

その中でも、行くたびに感激するのが、「Chawee」(チャウィー)。
決して安くはないけれど、丁寧に作られているのが伝わってくる。
タンシェフは、昔から受け継がれてきた料理を大切にしながら、細部まで妥協せずに仕上げている。
「アユタヤ時代はこうだった」「○○年前はこう作られていた」など、料理にまつわる知識も深く、今ではほとんど見かけなくなったメニューを味わえるのも魅力だ。

下処理の仕方や味つけなど、ひと手間もふた手間もかけているからこそ、あの奥深い味が出るのだと思う。
和食でも同じで、きちんと水切りをするとか、一度さっと茹でてから調理するとか、本当に些細なことなのだけれど、そのひと手間が味を大きく左右している。
自分で作ると面倒で、つい手を抜いてしまうが、たまに細かな作業を意識して作ると、驚くほど味が変わる。
そういう手間は、結局「食べる人のことを考える」ということだから、「愛情」というおいしさが加わるのかもしれない。

これは今が旬のライチーのピリ辛サラダ。
チャウィーのこの一皿が、タイのおいしい料理10選に選ばれたとか。

使う食器も盛り付けも美しい。

シェフテーブルなので、セットメニューのみ。
10皿ぐらいで1250Bほど。(要予約。最小人数があるかも)
ぜひ一度味わってみて。