海だけでなく、山へも出かけた。
サバ州はサバ・ティーを作っているので、そこで工場見学。
東南アジアで1番高いキナバル山を臨むプランテーションは宿泊施設もある。
霧に包まれた朝の散策なんて気持ちよさそうだ。
でも今回は時間がないので、
先を急いでポーリング温泉がある森へ向かう。
キャノピーウォークをするためだ。
木の上に吊り橋がかけられていて、そこを歩くのだ。
もともとは森を調査・研究する人たちが使っていたが、
今では一般に開放していて誰でも自由に歩くことができる。
リサーチャーの人たちはもっと森の奥に移動し、そこで調査を行っているそうだ。
一般用は頑丈なロープと網で作られているので安心して歩けるが、
彼らのものは横の網がないとか!
木の上には5つの橋がかかっていて、
全長157.8m 、一番高いところでは41mもある。
最初は「あまり怖くないね」と言っていた私も、
さすがに最高ポイントでは足がふわふわスースー。
下に広がる森を見たい気持ちより、早く渡ってしまいたい感情が強くなる。
写真の木は世界一高い木の品種らしく、120mほどに育つそうだ。
幹はコンクリートのように硬く、叩くとコンコンと石の音がする。
50分ぐらい散策した後は、温泉につかって休憩。
硫黄の匂いがぷ?んと漂う。
近くでラフレシアが咲いているというので、見に行くことにした。
1年中どこかで咲いているらしいが、1つの花は9ヵ月間かけて開き、
7日で枯れてしまうそうだ。
そしてその1週間が村人の稼ぎ時らしく、
自分の土地にラフレシアが咲くと「ラフレシアが見ごろ!」という看板を立てて、
観光客を呼ぶ。
そしてお金を取る。
それも1回20リンギット(約700円)!
今回見ようとしたところには3つ咲いているということで
30リンギット(約1050円)を要求された。
高すぎる!!
それでも珍しい花を見たいと観光客が来る。
1日100人来たら10万5千円。
7日間商売すると73万5千円!
地元の人にとっては平均年収以上?!
金の花、ドル箱、自分の土地に咲いたら億万長者なのだ。
(計算する私も情けない…)
自然のものに対してそんなに取るのかと腑に落ちないけど、
ちょっとまけてもらって私たちもせっかくだからと見に行くことにした。
「家族経営」というふうで、私たちを案内をしてくれたのはこんな小さい子。
5歳ぐらいだろうか。
スタスタと走るように歩き、川を越え、どんどん森を入っていく。
時々振り返ってこちらの様子をうかがう。
確かに、こんな森の中、案内人がいないとラフレシアに出会えない。
それを探し当てた人たちがお金を徴収するのも仕方がないのかもしれない。
10分ほどすると、ラフレシアを発見。
咲いたばかりなのかみずみずしい。
ちょっとグロテスク?と思っていたボコボコした肉厚の花びらが想像以上にきれいだ。
そしてもっと森の奥へ行くと、2つのラフレシアがあった。
こちらはもう枯れかけている。
大きいものだと1メートルぐらいになるらしいが、
私たちが見たのは両手で抱えるぐらい。
それでも花としては巨大で、大きな土鍋サイズだ。
強烈に臭いと聞いていたけど、全然気にならない。
どちらかというと、最初に見たラフレシアはほんのり甘い香り。
違う花の匂いだろうか、それとも私の鼻がおかしいのか……。
そうそう、違う日だけどマングローブも散策した。
コバルトブルーや赤色のカニ、ムツゴロウのように飛び跳ねる魚、
カンカンと音を立てる貝、野鳥などがいっぱいいた。
町からちょっと離れると自然が広がるボルネオ。
この島がいつまでも美しく、自然豊かでありますように。
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海といい、山といい、自然豊かだね!
自然のエネルギーをたっぷり充電できたでしょう~
姪御さんも、思い出に残る夏休みになったね(^^)
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うん。皆で楽しみました~。
もっとゆっくりしてもいいかも!