ヤミくじで一攫千金

毎月1日と16日は宝くじ発表の日。
タイでの宝くじ人気は日本に劣らず、一攫千金を狙う人々が大枚をはたく。
街の宝くじ売りに人が群がっているのをよく目にする。

政府が出している「正式」の宝くじとは別に、
裏で「正式でない」(「違法」ともいう)ヤミくじがある。
発表当日になるとヤミくじ売りがふらりと顔なじみの所に現れ、
ノートになにやら番号を記入して、お金をもらって帰って行く。
そして発表の午後3時が過ぎると当選者にお金を持って来るのだ。

政府が出している宝くじは6桁の番号があり、1等が当たれば600万バーツ、
日本でいう1億円宝くじに相応するものだろう。
ヤミくじの場合はいろいろな賭け方があるけど、下3桁で遊ぶことが多い。
自分が選んだいくつかの3桁の数字をヤミくじ売りに言うと、
それを彼がカーボン紙を敷いたノートに記入し、サインをしてコピーをくれる。
1つの数字に対し20バーツ(約60円)でも100バーツでもいくらでも賭けられる。
20バーツ賭けて当たると1万バーツ(約3万円)、100バーツで5万バーツだから、
ちょっとした人の半年分の収入が稼げてしまうからあなどれない。

その他にも、賞金は少なくなるけど当たる確立が高くなるのが、
3つの数字さえ当たれば順番はどうでもいいというものもある。
これだと元金60円ほどでも数千円当たることになる。

安く賭けられ、当たる確立も高く、そこそこ稼げ、
しかも発表が早いという条件が揃っている。
だから見えない所で庶民に根強い人気があるのかもしれない。

投稿を作成しました 1995

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