去年、カカオセミナーで知り合った人がウッタラディット県出身だった。
ローズちゃんによると、ウッタラディット県は良いところがたくさんあるのに、ほとんど人に知られていないと。
「トイレに寄るだけの県」とも言われていて、バンコクからチェンマイへ行く途中に通るが、泊まる人はほとんどいなくて、トイレ休憩をして通り過ぎてしまうらしい。私は2度ほど行ったことがあるが、確かにごはん休憩で寄っただけだ。

もっとウッタラディット県の良さを知ってほしい!というローズちゃんの熱意があり、ローズちゃんと幼馴染のプンさんたちが数か月前から計画を立ててくれた。なんと嬉しいことだろう!
ローズちゃんによると、ウッタラディット県は3つの文化・地域にわけられるという。
今回はその中でも有名な「ラップレー郡」を案内してくれることになった。

参加したのは、ローズの幼稚園からの同級生たちとバンコクの友人、ガイドのベン君、カメラマンのポップさんなど、総勢12名。自分で行ったら見られないところばかりだし、ポップさんがずーっと写真を撮ってくれたので、思い出がいっぱいできた。

まずは、ラップレーのいわれから。
「ラップレー」は、秘密の町という意味がある。ガイドのベン君によると、昔、狩りをするために森へ入った一人の男性が道に迷ってしまった。遠くに3人の女性を見かける。彼女たちはそれぞれ木の葉を置いて薪を取りに行ったが、その間に男性はそのうちの1枚の葉を隠してしまった。
やがて3人が戻ってくると、2人は木の葉を拾って姿を消したが、残る1人だけは葉が見つからず、帰ることができずにいた。男性は葉を返す代わりに、自分も彼女の住む場所へ連れて行ってほしいと頼む。
女性は承諾したが、「その町では決して嘘をついてはいけない。どんなことがあっても嘘をつかないと約束してほしい」と男性に言い聞かせた。
こうして男性は秘密の町ラップレーへと足を踏み入れる。そこはあまりにも居心地がよく、男性はいつしかその町に住み続けたいと思うようになった。そして女性と結婚し、やがて子どもが生まれた。

ある日、子どもが泣き続けていたので、男性は「お母さんはもうすぐ帰ってくるからね」と言ってあやした。しかし、その時まだ妻は帰ってきていなかった。
男性が嘘をついたことがわかると、ラップレーの掟に従い、彼は町を追放されてしまう。その後、再びラップレーへ戻ろうとしたものの、二度とその町を見つけることはできなかったという。
この伝説から、ラップレーは「秘密の町」「隠された町」「未亡人の町」、そして「嘘をついてはいけない町」として知られるようになる。

ラップレー門のすぐ横には、そのいわれを再現した洞窟(のような部屋)とラップレーの布や食、生活を展示した博物館がある。

ラップレーは昔、中国人が移住してきたこともあり、高菜漬けを作っている人たちも多い。
塩と砂糖と水だけで1か月弱漬けたらできあがり。
1袋10-20B。

未だに壺で漬けている。

ラップレーの織物を展示しているパーシン・ティンジョーク博物館。

タイユアン族のティンジョーク。
模様ひとつひとつに意味がある。
美しい!

今は一般公開していないが、「ジャオプラヤー・スラシーの家」。
1918年、108年前に建てられた。
タイ史上初の内務大臣で、ラーマ4世から8世までの5代の王に仕えた。
( ジャオプラヤー・スラシー 1863-1942年)

曾孫(玄孫 ?)のポンさん。

ワット・ドーンサックのお堂。
1732年に建てられたと言われている。
1年に4回、行事がある時に使われる。

扉の彫刻が見どころ。
鳥の彫り物もある。


名物の「カーオパン」を作っているところ。
上新粉を溶いたものを布の上にのせて蒸す。

蒸したてを食べてもいいが、こうやって干せば保存がきく。
生春巻きの皮と同じように使う。

ピリッと辛いビーフンを包んだ「ミーパン」。
ローズちゃんの子どもの頃は、学校の売店で2本1バーツで売っていたとか。

これは野菜を入れた「カーオパン・パック」。
他にも名物はあるけど、今回はドリアンがメインだったので、それは次回のおたのしみ。

まだまだ紹介したいことはあるけど、今回はここまで。
案内してくれたみなさま、どうもありがとうございました!
一番左後ろがカメラマンのポップさん、一番右後ろが奥さん。
今回、計画を立ててくれたのが、プンさん(手前左から二番目)とローズちゃん(手前右から二番目)。

↑カメラマンのポップさんは奥さんとゲストハウス、「ラップレー・ホーム・ロッジ」をしているので、泊まりたい方はそちらへご連絡ください。
ポップさんはウッタラディット情報のFBも持ってています。

↑ガイドのベンさんも1棟貸しのゲストハウスをしています。

ガイドのベン君。
ウッタラディット県の本を2冊出版している。
(photo by K.Pop)
みなさま、本当にありがとうございました! また会いましょう!
ウッタラディット県:北部。スコータイ県の右隣(東)。チェンマイから車でラップレーまで約4時間。ウッタラディット市内まで車で約4時間弱。市内まではチェンマイから列車もある。