チェンマイ・バス

　世界園芸博がチェンマイで開催されて３週間経った。私はあまり人込みが好きでないのと、暑さ、広さを考えると、行く気は全くなかった。だけど、友達から無料の券を２枚もらった。彼女はラジオ局から入手したものの、平日券のため行くことができないという。違う友達を誘って行くことにした。
　会場は市内からちょっと離れているのと、駐車場がないというので、チェンマイ・バスに乗って行くことにした。最寄のトンパヨム市場までバイクで行き、そこでバスを待った。このバスが運行されて１年以上経つが、どのルートを走っているのか、最高どのくらい待たないといけないのか、自家用車のほうが便利だ……などといった理由で、あまり利用客がなく、運営が危ぶまれていた。乗り合いタクシーのソンテオと同料金、もしくは安い（一律15バーツ）うえ、クーラーがきいて快適なのにだ。もっとも、私のようにバイクや自動車がある人は、やはりドア・トゥー・ドアーの便利さに頼り、バスなど１度も利用したことがない。
　今回は園芸博のために２路線から５路線に増え、前述のトンパヨム市場を通って会場に行くバスもできた。
　運良く、１分も待たないうちに13番のバスが見える。バス停なのかどうなのか分からないけど、手を挙げたら停まってくれた。園芸博のおかげか、バスは満席。車高が高いので景色がいいし、クーラーが心地良い。快適だ。
　帰りも全然待たずに、出発。降りたいところで降ろしてくれた。
　チェンマイの渋滞がひどくなってきているので、もっと交通規制をし、皆がバスを使うようにしたら、きっともっと空気がきれいで住みやすい街になるだろう。