スマトラ沖地震から7年

スマトラ沖地震発生から今日で7年目。
あの時、プーケットで津波があったと友達から聞いてから、
どんどん被害が大きくなるのを見て愕然とした。
タイで5000人以上、被災地全部を合わせると22万人以上の犠牲者が出た。

あれから7年。
テレビではプーケットの慰霊祭の様子が流された。
それと同時に、レポーターが東日本大震災の被災地へ行き、
現地の状況や、経験をどういかしたらいいのかなどを語っていた。
「津波警報が鳴ったら、何も考えずに逃げる」
と日頃から避難訓練をしていた日本人の先生が言っていた。
プーケットの学校でも警報とともにすぐ非難すること、
どこへ逃げるか、などを教えているそうだ。

あの頃は”TSUNAMI”を知っている人があまりいなかったけど、
今は誰もが怖いものと思っている。
特に東日本大震災で津波の映像を目の当たりにした人が多いため、
「地震=津波」と考えるようになっている気がする。

津波ではないが、24、25日と強風により、タイ湾沿岸に高波が発生した。
4、5mといわれ、被害地域は7県、
沿岸部の家屋は浸水、全・半壊、一部道路が崩れ、
避難所に避難する人も大勢出た。
津波がくるのではないかとパニックになる人も。
ちょうど7年前の津波の時期に重なったこともあるかもしれない。

でもこれはモンスーンの影響だと大学の准教授が否定していた。
ただ、以前は1~3mだったのが、
気候の変動で最近は波の高さが5、6mにもなっているそうだ。
まだこれからも高波は何度かくるそうだけど、
天気予報をちゃんと聞いて、パニックになる必要はないと。

ある報道では、この50年で最大だといっていた。
「こんなことは初めてだ!」
と住民が嘆いていた。
これまでに強風が吹くことがあっても、波が高いことがあっても、
こんな大きな被害ではなかったと。

今年、何度同じ言葉を聞いたことだろうか。
来年も同じことが繰り返されるのだろうか。

投稿を作成しました 1993

スマトラ沖地震から7年” に 4 件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    麻里さんこんにちは。
    世界のいろいろな所で自然が猛威をふるっているようですね。
    日本でもここ何年か、夏にゲリラ豪雨という言葉を頻繁に聞くようになりました。
    昔は災害の度に占ってきたり神に祈りを捧げてきたりした先人の気持ちがわかるような気がします。
    でも私達は現代人。自然の猛威を前に冷静に受け止められるようになっているところが進歩していると思いました。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    自然災害がどんどん増えていくのを見ていると、一部は人がもたらした結果だから人災か…なんて思ったり。
    自然と人間の関係が遠くなるほどに、自然があっての私たちということを忘れてしまうんだろうね。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    そうですね。
    人間が便利や幸福を追求するあまり、自然に介入し過ぎたり自然を壊しているなぁと感じます。それで自分たちが暮らしにくくなっているのは皮肉な話ですね。
    自然の営みの大きさに較べると人はなんて小さいのだろうと痛感した昨年でした。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    自然と近い暮らしをしている人は自然の大切さをよくわかっているんでしょうね。
    この間山の人と話したら、「自分たちが生活できるのは自然のおかげ。自分たちが自然をコントロールするのではなく、自分たちが自然に適応していく。人間は自分たちで作りだしたもので苦しんでいる」と言っていました。
    とても意味の深い言葉でした。

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