チェンマイ大学の敷地でジュラカティンが行われた。
ジュラカティンとは、僧に供える袈裟を一晩で仕上げる行事だ。
普段は市場で既製品の物を買って来て供えるが、
ジュラカティンは綿を摘むところから、織り、縫製、染めまでをすべて手作業でやる。
それも一晩でだ。
それだけ手間がかかるので人の協力がないとできないし、
大きな徳を積むことになる。
今回はチェンセーンの村の人々が手伝いにやって来た。
摘んできた綿は、これに通して種を取り除く。
キコキコ回すと綿がとれ、手前に種が落ちる。
伸ばして糸にしていく。
簡単そうに見えるが、切れないように同じ細さにするのは経験がないとできない。
20ほど煮て、綿についている粘々しているものをとる。
お湯が黄色くなっていく。
今度はその糸を同じ長さに巻く。
(なんか順番が違うような気がする……。間違っているかも)
ここまででも手順は多いが、
この後、縫製したり、染めたり、洗濯したり、
アイロンをかけたりと全部で15以上の工程がある。
これを夜通しして、僧が使う5種類の袈裟を作って、翌日奉納する。
手を動かしている間も、踊りや音楽があったり、食事が配られたりと賑やかだけど、
それはそれは大変な作業だ。
とはいえ、北部タイにはまだこのような行事が残っていることを嬉しく思う。
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久しぶりにブログを覗きました。
そして、とても興味深く拝見しました。
一度、お寺の「一年祭」に夜行きましたが、多くのタイ人とそして熱心にお参りしている姿を見て、観光地のお寺だけでない、素朴なタイの姿に接したと思います。また、こんな話題があったら、アップしてくださいね。楽しみにしています
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りょうこさん、どうもありがとうございます。
どんどん都会になっていますが、まだまだ伝統的なものが残っていると感じています。あと、逆に都会になった分、古き良きものを復活させよう、残そう、という動きも出てきて面白いです。
また何かありましたらアップしますね。