宮廷料理を味わえる店が登場(閉店)

Swahili Style
チェンマイにはいろいろなレストラン・食堂があり、
予算と気分でいつでも満足のいくご飯を食べることができる。
そんな中、新しく私のリストに加わったのがこのお店。
“White Tembo”(ホワイト・テンボー)だ。
スワヒリ語で「象」という意味がある。
お店がチャーンプアック(白象)という地域にあるからこう名付けたという。
店内もスワヒリスタイル。
タイ料理にタイ様式の店だとありきたりすぎるので、
こうしたそうだ。
茅葺の屋根に籐のイス、土の壁と温かみのある店だ。

ウィスワットさんとチャラーナッダーさん夫婦
このお店を開いたのは、
なんとラーマ1・2世の子孫のウィスワットさんと
ラーマ4世の子孫のチャラーナッダーさん夫婦。
昔ながらのタイ料理が消えつつあり、
フュージョンにとって代わってきているので、
子どもの頃から食べていた伝統的なタイ料理の味を伝えたい、
そういう思いで1年前にオープンした。
子どもの頃から宮廷料理を食べていたなんて世界が違うけど、
2人ともとっても気さくでフレンドリー。

Yam Takrai Mu Grob (90B)
2人で自ら作る料理はすべて手間暇かけたもの。
素材も厳選し、化学調味料は使わない体に良いものばかりだ。
オススメは、レモングラスとカリカリ豚のサラダ、「ヤム・タクライ・ムーグローブ」。
普通「ムーグローブ」は脂身を使って作るが、
ここの豚肉は赤味のひき肉を小さく丸めて作っているのでさっぱりしている。

Khao Kluk Gapi (90B)
また、エビ味噌(ガピ)が有名なサムットソンクラーン県のガピで和えた
「カーオ・クルックガピ」は色彩が美しいだけでなく、味も抜群!
この地方のガピは臭みが全くないそうだ。
豚肉は塊を長時間煮込んであり、
周りの具を混ぜ混ぜして食べればほうっとため息が出る。

Kanom Jeen Nam Prik (120B)
タイ風素麺のカノムジーンもランチに最適。
2種類あるが、「カノムジーン・ナムプリック」は果物やピーナッツなど
様々な材料が溶け込んだ1品。
一般のものより甘さ控えめで奥深い味。
また、2日かけて煮込んで作る香り良いパネン・カレーは
肉がとろ?りと柔らかく絶品だ。

Scone & Home made jam
料理をあれこれ食べたいけど、
デザートのお腹も空けておこう。
昔ながらの製法で作っている濃厚なアイスクリームは、
ドリアンや釈迦頭など季節の果物をたっぷり使っている。
日によっては、シリアから取り寄せたバラエキスで作った上品な味も体験できる。
スコーン&手作りストロベリージャムと生クリームセットもオススメだ。
この他にも、お客さんに応えて
一般のタイ料理、「あんかけ麺」や「醤油焼きうどん」などもある。

「チェンマイのタイ料理はタイ料理でない」とよく中部出身の人が言う。
ココナッツミルクをたっぷり使う中部と違って北部はまったく使わないので
北部の人の舌に合った味付けになっているそうだ。
でも、ここのはれっきとしたタイ料理、それも手が込んだ宮廷料理なので
1度味わってみてはいかが?

店の情報はこちらをクリック。

投稿を作成しました 1995

宮廷料理を味わえる店が登場(閉店)” に 2 件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 9342345a81cc8da3900b059bdd1be3ff
    このカノムチン、心惹かれます。
    ピーナツ入りとあったので、あの甘ーいのかなと思ったら甘さ控えめなんですね。
    味わってみたいです。
    付け合わせも豪華版ですね。
    右の緑色のはチャオムでしょうか。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いろいろな味が複雑にからみあっておいしかったですよ!
    緑色のはチャオムです。

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