チェンマイでシェフテーブルをするお店は増えているが、香港出身のシェフが腕をふるうシェフテーブルがチェンマイ郊外のハンドン郡にある。笑顔の素敵なレベックさんはライターでもあるが、コールドンブルーでフランス料理を習うほどの料理好き。香港のホテルで働いていた経験もある。
料理は、 イタリアン＆フレンチ料理 、広東料理、 イタリアン＆フレンチ＆広東料理で、元々はイタリアン＆フレンチ 理だけだったというが、香港人ならぜひ広東料理を！ということで、広東料理が加わったとか。広東料理は、お母さんが教えてくれた伝統的な味で、お正月など家族で集まった時に作られる料理だ。
８品のコース料理で、まずは「リンゴとセロリのスープ」から。どの家庭でも必ず作る家庭料理で、リンゴの甘味の中にセロリのシャキシャキした食感が加わり、爽やか。スープにリンゴを使うので驚かれることもあるそうだが、お母さんによると、肌が乾燥する乾季に最適だという。
次は「Lo Shui 」。卵やイカ、豆腐、砂肝などを八角や五香粉などと煮た料理。
中国正月には欠かせない 大根餅。レベックさんの大根餅はお手製のチキンストックで味付けをしている。
「炭火焼きチャーシュー」は、タイの着色したものと違い、自然の焼き色がついていて、中はジューシー。中国のスパイス風味があり、ネギと生姜のタレがよく合う。
レベックさんの料理は、できあいのソースや化学調味料、着色料などを一切使っていない。
「鶏肉の醤油煮」は伝統的な料理で、お母さんのレシピ。レベックさんは子どもの頃、誕生日ケーキの代わりにこの料理をお願いするほど好きだったとか。
醤油や中国のスパイスで作った熱いスープの中に鶏肉を入れ、火をつけずにじっくり、ゆっくり火を通しているため、肉がとても柔らかい。
「蓮の葉ごはんのエビ蒸し」は、ごはんを蓮の花で包んでいるので香りがいい。エビには特別に調理したニンニクがのっている。
「オイスターソース味の椎茸」はどんこだろうか…、とても肉厚で食べ応えあり。
最後は、「梨と白きくらげのデザート」。香港では温かいものを食べるが、タイは暑いので冷やしてある。ゆり根、クコの実、きくらげ、梨が入っていて、美肌効果によさそうな薬膳系の優しい一品。
レベックさんの温かいおもてなしで、お腹も心もいっぱいになる。
レベックさんの家はゲストハウス（ホームステイ）にもなっていて、泊まることもできるし、朝食やブランチを食べに来ることもできる。鳥のさえずりを聞きながら、プールサイドで食事…、素敵な１日のスタートになること間違いなし。
ベルギー人の建築家が設計したスタイリッシュな吹き抜けの建物。
【シェフテーブル】（昼 12:30-14:30、夜 17:30-21:30 ）
広東料理（８品）１人 1250B（最低４人～）
イタリアン＆フレンチ料理 1390B（最低８人～）
※ベジタリアンなど、その他の料理は要相談。
※３日前に要予約。
※メニューはこちらをクリック。
【朝食/ブランチ】（8:30-12:00）
メニューはこちらをクリック。（広東料理あり）
※２日前に要予約。
【ホームステイ】
２部屋（１階ツイン、２階ダブル）
【サイト】 ThaewThaew Chiang Mai Home Stay Hotel Chef Table (thaewthaewcnx.wixsite.com)
【地図】
Thaew Thaew 了了 – Google マップ
【連絡先】
Line : ThaewThaew
FB: https://m.facebook.com/ThaewThaewCNX
IG: https://www.instagram.com/thaewthaew/
ちなみにレベックさんはパンも焼いていて、Bamboo Family Marketで購入することができる。（毎週土日、第一週は出展していない）
レベックさんのチェンマイガイドブック。
