ビザの更新のため、日帰りでミャンマーへ行ってきた。
いささか飽きてきたけど、楽しみはCDを買うこと。
日本の歌謡曲もあり、浜崎あゆみや倉木麻衣、五木ひろしにKitaro、坂本龍一などもある。
そんな店が何十軒もある。
その中で、比較的大きく、種類豊富な店がある。
そこが私のお気に入りなんだけど、以前ビザのため毎月のように行っていた。
今日、久しぶりに行くと、向こうも覚えていたらしく、
「最近来なかったねえ、どうしたの?」
ミャンマーの黄色い粉を頬につけた女性が話しかけてきた。
複雑な心境だ。
日本にもチェンマイにも行きつけのCD屋さんなんてない。
それがなんでミャンマーにあるんだろう……。
私はあまり歌手を知らないので、パッケージが好きだったらとりあえず買ってみる。
何しろ安いから、失敗してもいい。
タイでカセットテープを買うより安いから。
また、その店の良い点は、その場で試聴できること。
私がフランスの歌や比較的静かな音楽を選ぶのを店員さんはよく知っている。
だから、それっぽいものを差し出しては、
「これはどう? 最近入ったばかり」
などと声をかけてきては、店内中に響く音でかけてくれる。
最初はしつこくてうるさいと思っていたけど、あまりに的を得ているので、
今では素直に従うことにしている。
あと、売るテクニックを心得ている。
CDをかけて少しでも賑やかな音楽が流れると、すぐ早送りして、次の静かな曲を流す。
私がうるさい曲を買わないのを知っているのだ。
それがおかしくてついあれもこれも買ってしまう。
今日の収穫5枚。2枚組みが90バーツ、1枚ものが60バーツ、
合計390バーツ(約1200円)なり。