ノー・モイスチャー運動

no noise pollution!
半年ほど前にニマンヘミンの運動について少し書いた。
地域の住民が少しでも住みやすく、かつ魅力のある地域にしようと動き出したことだ。
それっきり何もないかと思いきや、つい最近、こんな紙が配られてきた。
「NO モイスチャー!」

モイスチャーというのは、ニマンヘミンのソイ17にある音楽+飲み屋だ。
夜遅くなれば遅くなるほど演奏が大きくなり、
近所の住民たちは寝不足状態。
12時すぎないと音楽がやまないので私も12時過ぎまで寝ることができない。
終わったら終わったで若者のおしゃべりやケンカがあり、
モイスチャーに隣接してる人はさらに遅くまで迷惑を受けていると。

いろいろな人が警察に苦情の電話をかけるがいっこうに変わらない。
なんとかしよう!
と地域の人たちがミーティングを持つことになった。
このチラシはそのお誘いだ。

確かにモイスチャーはうるさいけど、
ニマンヘミンにはたくさんの飲み屋があり、どこも騒音がひどそうだ。
なんでモイスチャーだけが名指しなんだろう?

チラシを読むと、大きな問題は「オープンエアーで演奏している」ことらしい。
他の店も生演奏をしているが、どれも建物の中。
だけどモイスチャーだけが舞台の上で大音響をふりまいている。
いずれ他の地域も手をつけていくが、
今一番の問題はモイスチャーらしい。
閉店しろとはいわないが、もう少し周りの人のことを考えて営業してほしい!
そういう気持ちなのだ。

昨日開かれたミーティングに参加したうちの大家さんに話を聞くと、
こんな話をしてくれた。
ちょっと離れた1軒家に住む男性は、とにかく夜中12時まで我慢するという。
だけど、12時以降の演奏は法律で禁止されているから、
12時を過ぎるとすぐ警察に電話するそうだ。
「ずっと時計を見ていて、12時5分にも演奏していたので警察に電話をかけたら、
『もうすでに5件同じ苦情がきました』と言われましたよ」

モイスチャーの目の前に立つアパートのオーナーは、
「モイスチャー側の部屋の住人は全部出ていきました。
どうしようもなく、こちらもモイスチャーに負けないように
今では仏教の教えが入ったCDを大きくかけています」
と。

皆でそんな話をして笑ったらしいけど、
今後は書類を集め、話し合いがうまくいかなかったら
県知事や警察に届け、マスコミにも訴えかけるようだ。

まだまだ話し合いは続くので、今度は私も参加してみよう。
静かな夜を求めて。

投稿を作成しました 1996

ノー・モイスチャー運動” に 4 件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ニマンヘミンは若者が集まるエリアなので、特に騒音はひどいでしょうね。
    私は昨年と今年、数ヶ月ずつチェンマイで生活しましたが、人々の騒音に対する意識が低いのには閉口しました。こういう事から少しずつでも公害についての意識喚起をしていくのは大変意味のあることだと思います。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    遊びに行くのは面白い場所なんでしょうが、住むのは大変と出ていく住人も多いですし、私も何度も引っ越すことを考えています。
    自分の利益ではなく、将来を見据えた都市計画をして魅力のある町になってほしいです。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私たち夫婦が20年来親しんできた街にも、このようなライブ・スヌーカー&(ETC・・・)の店が増えています。  その喧騒の中に取り残されたように普通の民家があったり、そこには幼い子供がテレビを見ていたり、お年寄りがいたり。  かなりの違和感を覚えることがよくあります。

    こんな運動が広がっていくといいですね。

  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    変化は避けられないですが、バランスのとれた変化は必要ですよね。
    やっぱり「家」は心休まる場所でありたいです。

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