大ボケ

なんかおいしいものを食べたいなと思い、
ちょっと奮発して近所の洋食屋さんへ行った。
オーナーとおしゃべりしながら
サーモン＆卵のサンドイッチをおいしくほおばっていて、
ふと
「あ、お財布持ってきたかな」
という不安が頭をよぎった。
入れた覚えがない。

どうしよう。
心配したらサンドイッチの味が半減した。
まあ、オーナーは親しくはないけど知り合いだし、
アパートは歩いて５分のところだから取りに帰ればいいか。
解決策を考える。

近所に食べに行くと支払いの段階になって
「あっ」
ということがある。
これまでにも数回。
カバンには必需品のカメラ、ノート、ペン、国際免許証、
携帯電話が入っているのにお財布だけがない。
どこも行きつけの食堂だったので
「今度来る時でいいよ」
と言ってくれたから助かった。

きっとチェンマイだったら
知らない店でも同じことを言ってくれるだろうけど、
そんなボケをする自分が不安になる。
ネジがゆるんでいる。
ゆるゆる……。

今回はお財布を忘れたことを告げる前に
オーナーが
「今日は店のおごりだよ」
と言ってくれたので本当に助かった！
そのうえコーヒーもムースもご馳走してくれ、感謝、感激。
ネジを締め直して、
今度は大金を持って食べに行こう。