昨晩イギリス人の友達から電話がきた。
チェンマイに着いたから、夕飯を食べようと。
彼はバックパックを背負って、約1年かけて世界旅行をしている最中だ。
その彼がやっとチェンマイに着いたのだ。
ウィリアム王子のような容姿で、性格も良く、好青年だ。
それが久しぶりに会ってびっくり。
笑顔は相変わらず爽やかだけど、お腹がビール腹になっている。
パブに通い詰めるイギリス・オヤジに1歩足を入れている。思わず、
「太ったねえ?」
としみじみ言ってしまった。
彼が苦笑いしながら一瞬凍ってしまった。
そこでタイ人化している自分に気付き、焦った。
タイ人は失礼なことをズバズバ言う。
「お?い、そこのおデブちゃん」とか「ガリガリに痩せて干しえびみたい」とかだ。
でも決して悪気があって言っているわけではない。
愛嬌で言っているのだ。
イヤミは全然ない。
そのノリでさらっと言ってしまったのだ。
親しい友達だからいいけど、さすがタイ人のように
「給料いくらだったの?」「旅費は全部でいくらかかるの?」「そのシャツいくら?」
とは聞かなかった。