タイには100種類以上ものお菓子があるけど、
今はほとんど作られていないお菓子もたくさんある。
理由は、手間がかかり過ぎたり、
味が単調すぎて今の時代に合わなかったりだ。
その1つがこれ。
北部のお菓子で、「カノム・リン・マー」という。
「カノム」はお菓子、「リン」は舌、「マー」は犬、
要するに「犬の舌」のお菓子ということになる。
ギョッとする名前だけど、
「猫の舌」のクッキーやチョコレートがあるのだから
「犬の舌」があってもおかしくない。
別名、「カーオ・ピヤン」ともいう。
作り方はいたってシンプル。
黒(赤)もち米の粉ともち米の粉と水をこねるだけ。
それをバナナの葉で四角く平らに包む。
薄いほうがおいしくできるそうだ。
とにかく簡単。
あとは20分ほど蒸すだけ。
真ん中のはカノム・ジョックというお菓子。
蒸し上がったものに、削った生のココナッツとお砂糖をまぶして食べる。
蒸すと黒(赤)もち米が奥深い紫色に変わり、とってもきれい。
普通のもち米の粉だけのお菓子と違って、
味に深みが加わり、おいしい!
バナナの葉の香りもいい。
なんでこれがあまり作られなくなってしまったのだろうか、もったいない!
洋菓子やポテトチップスなんかに比べたら味がシンプル過ぎるのか。
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沖縄のムーチーですね。
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あー、確かに!
月桃の香りがよみがえってきました。