無駄な抵抗とわかりつつ、
日に焼けたくないからバイクに乗る時は完全防備する。
UV加工の長袖のジャケットを着て、黒の手袋、サングラスをする。
排気ガス予防も兼ねて顔を覆うマスクをし、
ヘルメットをかぶり、サンダルだけど靴下をはく。
でも、それでもなぜか焼ける。
南国のタイにいるからそれは仕方ないけど、
この格好でどこへでも行くので、問題も出てくる。
友達とランチを食べようとたまにホテルのビュッフェへ行くが、
ちょっと高級なところだと、必ず駐車場の入口でとめられる。
「どこへ行くの?」
従業員・作業員は違う入口だよ、という目で見られる。
このレベルのホテルには車で来るのが常識なのだ。
そのうえ、中はちゃんとオシャレをしていても、外見がすごい。
「何しに来たの? バイトの面接?」
仕事を探しに来たと思われる。
「いや、食事です」
と答えても???という顔をされ、会話が長くなり、
ますます警備員は混乱する。
タイは外見重視なので、
この格好でホテルというのが結びつかないのだ。
これは埒が明かないと思うと、タイ語があまりわからないふりして
「駐車場どこですか?」
でもなんでもいいから、英語にきりかえる。
すると突然がらっと態度が変わり、
ジェスチャーであっちですよ、と教えてくれる。
この差が面白い。
ーが、ちょっと屈辱感も味わう。
こんな重装備をしていなくても、勘違いされたことがある。
バンコクの超高級マンションに住んでいる日本人の家に泊めてもらった時だ。
私がTシャツにジーンズという格好で出入りしていたら、
警備員の人に止められた。
「どこへ行くの?」
「○○号室」
「ああ、Aさんの部屋ね」
「そうです」
納得したと思い、その場を離れようとすると、
「△△の友達? 遊びに来たの?」
と言われた。
△△はAさんのお手伝いさんだ。
「いえ、Aさんの友達です」
と何度言っても理解してくれなかった。
その後、Aさんとご飯を食べるため一緒に出かけた時、
警備員さんが私を見てびっくりし、納得していた。
この時も自分に気品がないのかとちょっとガックリした。
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私は全くの無骨者ですので、乙女心は分からない。昨年83歳で亡くなった母は何処に行くのにも日焼けには気を付けていた。郷里の東北の寒漁村の岩海苔.貝の採集や山菜取りそして新聞配達の際にも必ず頬被りしたのを覚えている。その母は大変に色白で、お蔭で私もそうです。私たちは、日焼けをして肌が黒くなることはないのです。赤く腫れ上がる、つまり火傷をする訳です。5歳になる娘も色白です。でも彼女は、母がタイ人です。つまり、私の妻です。妻は、日本で暮らすと,一月も暮らすと色白になります。とても喜びます。しかしタイに帰ると二週間もしない内に肌が黒くなりガッカリします。その繰り返しです。女性にとって肌の色はとっても気になることらしい。
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とても気になりますね。
若い頃は喜んで日光浴をしていたのですが、この頃は正反対です。
特に日本へ帰ると皆が真っ白なうえ、肌もきめ細かやかなので羨ましいです。
でも、もともと色白でないので、面影さんやお母様のように赤くなることもなく、すぐ黒くなってしまうので、無駄な抵抗なんでしょうね……。