家具屋さん

どうしても勉強机が欲しくなり、譲ってくれそうな人や
セールの広告を見ては時期を待っていた。
そしたらついに機会がきた。
大き目の机だったら何でもいいと思っていたら、
ちょうど家具屋さんが歩いてきた。
リヤカーで山のようにイスや机を積んで運んでいるのだ。
自分で木材を切って作っている50歳ぐらいのおじさんで、
家具を引っ張っている姿を見るだけで感動してしまう。

大きい机が欲しいというと、家具を縛っている紐を知恵の輪をほどくようにとき、
私が差したものだけを山の中からうまくおろした。
値段は280バーツ(約840円)。
友達が交渉すると250バーツ(約750円)でOK。
おじさんがその机の何箇所かに釘を打ちつけ頑丈にしている間に
私は山のようなリヤカーを見ていた。
そしたら目にとまったのが3段の棚。
本棚にしたらいいだろうなあ。
1番上には食器やお茶などを置いてもいいし…なんて想像していたら
「いくら?」って口から出ていた。
買うつもりはなかったけど、「同じ値段でいいよ」とおじさんが言うから即購入。
そしたら今度はイスに目がとまってしまった。
よくバーなんかにあるような四角い細いイスだ。
今あるものですますつもりだったのに友達が値段を聞くと
「60バーツにしとくよ」っておじさんが言うので、それも買う。

友達が交渉上手でどんどん値切り、机と棚、イス2脚で1800円。
温もりのある木。
洗礼されたものではなく、どちらかというと技術科の授業で作ったような
素朴な感じのものだけど、それがまたいい感じだ。
なんか嬉しくって、半日かけて部屋の模様替えをした。

投稿を作成しました 1996

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