民族衣装をまとうおかま

金曜日になると、チェンマイの人は伝統的な衣装をまとう人が多い。
特に公務員は義務付けられているらしく、
男性は藍色の丸首シャツ、女性は巻きスカートを身につける。
学校によっては、子供たちも北部の衣装をつけるので可愛らしい。

私も気が向いたらそんな格好をする。
バイクに乗るし、冬は寒いので、あまりスカートははきたくない。
だけど、久しぶりに巻きスカートをはいてみた。
「きれいでしょ?」
と私が親友に聞くと、
「おかまみたい」
って。冗談だとわかるけど、笑えない。
普段ズボンばかりはいているし、動作も雑だから、仕方がない。

高校生の時も友達とお化粧をして、
ドレスを着て遊んだことがあったけど、
どうしても色気より「おかま」というほうが合っていた。
親友と「なんでかね」と笑ったものだ。

ふとそんなことを思い出した。
年を重ねた今、その親友はひたすら
「この頃オヤジくさくなって・・・」
と「おばさん」ではなく、やはり「オヤジ」の道を進んでいる。

投稿を作成しました 1996

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連する投稿

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る