チェンマイのバリスタ

細い道具を使う
細い棒でふわふわのミルクの上に描かれているのはジャトゥカームラーマテープ像
このお守りが大ブームになった時に
お客さんのリクエストでカフェに描いたところ
このバリスタもチェンマイで一気に有名になった。

バリスタのネーさん
彼の名前はリティクライ・プロマデ(通称:ネー)さん。
大のコーヒー好きで、学生の時に2年間カフェを開いていた経験がある。
それは失敗に終わってしまったが、コーヒーへの情熱は冷めることなく、
その後もドイチャーンなどの山岳部へ行ってコーヒー豆を見学したり、
山岳民族に植え方を教わったり、
外国人から様々なコーヒー豆を送ってもらったりして勉強する。
スターバックスが世界中で人気がある理由や、
本場イタリアのコーヒーはどんなものなのかなども研究し、
シンガポールとBKでは専門家から研修を受けた。

猫
ネーさんがコーヒーにどうしてそんなに魅力を感じるのか聞いてみると、
「コーヒーはアロマ、ボディーといった深い味わいがある。
それに、地域によって味が変わってくるのが面白い」
と目を輝かせて答えてくれた。
近年は、カフェの手伝いや機材の販売、カフェ経営者へのアドバイス、
タイ・バリスタ・チャンピオンシップの審査員を務めるなど様々なことを手がけている。

絵を描くネン君
チャンピオンシップでは、エスプレッソ、カプチーノ、独自のドリンクの3種類を
15分以内に4人の審査員のために作るそうだ。
豆や牛乳などの原料も自分で選別し、
それを選んだ理由、自分の飲み物は人とどう違うのかなどを説明する。
ネーさんに大会に出たことはあるのか聞いてみると、
「いや、ないです。ああいう場所だとあがってしまい苦手なんで」
と笑う。

エスプレッソを淹れる
腕前を見せてもらうことに。
まずはコーヒーを抽出。
チェンマイのカフェは北部タイのコーヒー豆を使っているところが多いが、
彼はインド、インドネシア、タイの豆を独自にブレンドしている。
「タイの豆は香りがとても良いけど、ボディーは軽目で酸味が少しある。
冷めると苦味や渋味が出てくるので、フルボディーの豆と合わせるとよりおいしくなる」
そうだ。

ミルクを注ぐ
カップにコーヒーを入れ、温めたミルクをゆらしながら注いで模様をつける。
普通はこうやって葉などの絵を描くが、
絵柄によっては冒頭のように棒を使うこともあるという。

馬。ちょっとロバ?
リクエストに応じてイメージさえわけば何でも描いてくれる。
これは馬好きな人のリクエスト。
「馬? 馬? どんな顔だっけ?」
と言いながら描いてくれた。
ちょっとロバ似だけどかわいい。

白鳥
ミルクの上の絵を見ているだけで嬉しくなるけど、
一口飲んでまたびっくり。
コーヒーとミルクがバラバラに主張しているのではなく、
きめ細かいミルクとコーヒーが柔らかく口の中で1つに混ざり合っていく。
うまい!
秘訣を聞いてみた。
「ミルクのクリーミーさとコーヒーの濃さ、あとは動作1つ1つのタイミング。
これらでバリスタの差が出る」
ネーさんと話しているとまるでソムリエと会話しているようで、
彼の世界にどんどん引き込まれていく。
ネーさんのアートを味わいたい方はimpressoへ行ってみて。


投稿を作成しました 1996

チェンマイのバリスタ” に 2 件のコメント

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    今度行ったら連れて行って下さい~(笑

    ご無沙汰です☆
    ブログちょこちょこ拝見していますよ~

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私もよくブログ拝見してますよ~。
    そのうち私のブログでも紹介させてくださいね。

    このカフェにカール君を連れてきてくださいね!

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