山をジョギングしていると、バイクで通り過ぎる2人乗りの人、それも若い男性が必ず振り返る。ポニーテールをして、半袖、短パンという姿の私と友達はうしろ姿が若い女性に見えるらしい。それも遠くからだとなおさらだ。「サーオ」(若い女性をさす言葉)なんて声がかかることもある。だけど、バイクで通り過ぎ、振り向く彼らは黙ってしまう。その度に私たちはケラケラ笑う。残念、おばさんでしたって。どこの若い女性が日に焼けながら、ゼーゼーする山道を走るかって、ねぇ。時々走りに行くけど、若い女性どころか男性すら見たことない。
だけど、自転車で上っていく男性諸君はかなりいる。顔も体も真っ黒に焼けた人たちがひたすらこぎ続けている。大体30歳以上で、年配のおじさんたちも結構いる。その人たちはとても爽やかな笑顔をして通り過ぎる。あと、バイクで通り過ぎる欧米人。「がんばれ?!」って必ず声をかけてくれる。
山だけでもいろいろな人がいて面白い。