質屋とタイ人

アングリット作 友達が意を決したように質屋に行って来た。バイクを担保に1万5千バーツ(約4万5千円)借りてきた。1年以内に返せばよく、利子は3,900バーツ(約1万2千円)。公務員の初任給が7千バーツ(約2万1千円)だから、それなりのお金だ。
 家族の生活費をすべて1人で稼いでいるので、いくらお金があってもザルのように出ていく。もう何年も彼女の生活を見ているけど、よく質に物が入れられてはお金に化け、それを返せなく1つ1つ物が部屋から消えていく。人からもらった金のネックレスも数回つけるだけでお金に変わって泡のように消えていった。まるでマンガの世界だ。
 以前はテレビやビデオを担保にいれられたけど、最近はそんなものを受け取ってくれない。バイクぐらい価値がないとお金を借りられないらしい。
 お金がないのに、しばらくしてちょっとでもお金が手に入ると、ローンでテレビやステレオを買う。現に彼女の家には3台もテレビがある。その度にタイ人て不思議だなと思う。


投稿を作成しました 1996

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