はーいやー、いやーさっさー♪
もう5、6年前だろうか。
チェンマイの日曜歩行者天国を歩いていると、
沖縄独特のメロディー・掛け声とともに三線の音が聴こえてきた。
懐かしくなって近寄ってみると、そこには白髪の小柄なおじさんが
満面の笑顔で沖縄民謡を歌っていた。
聴いたことのない音色とおじさんの楽しそうな表情に惹きつけられ、
大きな人だかりができている。
とにかく楽しくて楽しくてたまらない!というこぼれんばかりの笑顔で、
観衆の顔も自然にニッコリしていた。
それが愛蔵(あいぞう)さんだった。
愛蔵さんは2002年にチェンマイへ移り住み、
旧市街の家にギャラリーを開き、自分で描いた絵を展示している。
しかし、数年前に脳梗塞で倒れてしまい、
左半身が思うように動かなくなってしまった。
集中治療室にいた頃、リハビリを始めた頃からから比べると
今は見違えるように元気になったけど、
左手の指がスムーズに動かないから三線はもう弾くことができない。
だから歩行者天国でもう愛蔵さんの歌と三線を聴かれなくなってしまった。
それでも右手は自由に動くので、今まで通り墨で絵を描いている。
お坊さんの絵に五行歌をつけているのが愛蔵さんのスタイルだ。
小さな家に引っ越した今もギャラリーで自分の絵を展示している。
そして、つい最近、愛蔵さんの半生を綴った愛蔵と泡盛酒場『山原船(やんばるせん)』物語(下川 裕治著)という本が出版された。
チェンマイでの暮らしや入院中のこと、現在の様子……
ーと、読んでいて思い出される場面がたくさんでてくるが、
私の知らない東京や沖縄での暮らしも書かれている。
本当にいろいろな苦境を乗り越えてきたんだなと胸が熱くなった。
それでも、いつも笑顔を絶やさないのが愛蔵さん。
何度か寂しそうな表情を見たこともあるが、
それでもいつも人の顔を見ると、
「元気だよ?」
と満面の笑顔を浮かべる。
そしてこの頃は
「人生100歳、いや、130歳まで生きないとね」
と笑っている。
そんな愛蔵さんとお話ししたい人は、旧市街のギャラリーを訪れてみて。
それか日曜日にラーチャダムヌーン通りに面したカフェで
お茶を飲んでいるので声をかけてみて。
◎ギャラリー:Rajadamnoen Rdの「Wawee Coffee」裏の路地を入った右側。
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麻里さん、サワディークラ!ハイサイ!
2月に入ると、日差しが強くなって、昼間に外を出歩くのが辛い季節ですね?
それにしても、チェンマイで「三線」の音色と「沖縄民謡」が聞けるとは…。
でも琉球王国は、シャム(タイ)と交易があったし、「三線の音階」も「泡盛」もタイやベトナムがルーツとのことだから、「里帰り」したようなもの(?)でしょうか?
ラチャダムヌーン通りって、「ターペー門」の西側をワットプラシンに向かう、メインストリートでしたっけ?
確か、美味しいスイーツのお店が並んでいて、そこで食べた「サンカヤー・マムアン」というマンゴープリンがすごく美味しかった記憶があります。
(「サンカヤー」って、タイ語で「プリン」の意味?)
最近の世界不況とタイ情勢の悪化で、日本(成田)-タイ間の国際線運賃が最低1万円台まで「暴落」しています。
今が狙い目。今度はタイのお菓子を学びに行こうかな?
コップン!
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暑いです!
今年は夏が長い予感がします。
ラチャダムヌーンはその通りです。
サンカヤー・マムアンは見たことがありませんが、カボチャのは以前好きでよく食べていました。
プリンみたいでおいしいですよね。
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2007年の暮れから1ヶ月滞在した際、お目にかかったときより、さらにお元気そうで!愛蔵さんの三味線、聞きたかったですが、残念。ピアノだと片手で演奏する方がいらっしゃいますが、三味線は無理でしょうね。ところで、愛蔵さんのお宅の斜め前のゲストハウス、アーティストのたまり場になっているようで、あそこも、おかしいですね。
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あのゲストハウス、もともと愛蔵さんがギャラリー&住居にしていたところなんですよね。
今は若者アーティストたちが面白い空間を作っていますね!