美味しいお店があるから一緒にごはんを食べようと友達に誘われた。
その人はチェンマイ市内のあるセンターで5日間、「解毒」プログラムに参加している。朝7時から夕方5時過ぎまでそこにいて、サウナに入ったり、バナナの葉をかぶって日光浴したり、鍼灸をしたり、水中エアロビクスをしたりしているそうだ。
そしてそこの食事がオーガニックの食材を使っていて新鮮だし、調理も美味しいという。それで私にも、ということで呼ばれたのだ。
ザボンや人参、干しぶどうなどで作ったサラダやキノコたっぷりのスープなど、確かに色彩も盛り付けもきれいで、味気ない印象を与えるベジタリアン料理が食欲をそそうものとなっている。食材が良いからか味もいい。私はレストランのメニューを何でも食べられるけど、このプログラムに参加している人たちは食事制限があり、大豆製品も穀物もダメ。1回の食事の量は多いぐらいだけど、偏頭痛を持つ友達にはどこか物足りないようだ。
「頭痛はなくなったけど、もう飽きた。ごはん(米)を食べたいし、コーヒーを飲みたい!」と彼は嘆く。
今日で5日のプログラムが終了というけど、後の5日間は自宅で同じような食事療法を続けないといけない。そして、この10日間ダイエットをもっと効果的にするには、あと半年継続する必要があるそうだ。私もちょっとだけ講義に参加してみたけど、そこで彼は先生にこんな質問をしていた。
「仮にもし、もしその7日目とか8日目に禁止されているものを食べてしまったら、その日数分延ばせばいいんですか? それともまた1からやり直さないといけないんですか?」
大丈夫だろうか? 明日、ケーキ&コーヒーに誘ってみよう。