チェンマイの象たち

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この頃いろいろな象キャンプへ行く機会に恵まれている。
チェンマイには50カ所以上あり、
その中でも有名なのはメーサー・エレファントキャンプだろう。
象が絵を描いたり、サッカーをしたりするショーが人気だ。
ちょっと郊外へ行けば、ショーはないけど象に乗せてくれるキャンプ場がたくさんある。

やってられるかい!
中国人などの観光客増加とともに象乗りの需要も増え、
中には悪い環境の中で働かせられる象もいる。
写真の象は「やってられるかい」と怒って、ひとり森に逃げてしまった。
こうなったら象が落ち着くまで放っておくしかない。

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元々は森で材木を運ぶために使われていたが、
森林伐採が禁止になり、仕事を失った象たちは仕方なく町に出たり、
観光客相手に仕事をするようになった。
何しろ象は1日体の10%ほどの食を食べる。
200キロなんて普通のこと。
それも12-15時間食べ続けるからそれだけの食料を確保するのは大変なことだ。

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観光客相手に働くのはある意味仕方がないことなのかもしれないが、
重いイスをつけて観光客を乗せて何時間も歩かせるのはかわいそうだ、
尖った棒で突きながらショーを教えるのはひどい、などという声もある。
そのため、違った形で観光客相手にサービスを提供しているところもある。
例えば、象使い体験をできるところで、重いイスは乗せず、直に象の首に乗り、
森を歩いたり、泥遊びをしたり、水浴びをしたりというものだ。
まったく乗せずに、一緒に森を歩いてただ水浴びをするだけというのもある。
中には、象の健康を一番に考えていて、触れ合いは1日20人までというところも。

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そういうキャンプ場へ行くと、象が穏やかだなあと思う。
私は幼少の頃に象で怖い経験をしているので、ずーっと象は恐ろしい存在だった。
だけど、タイにいて少しずつ象に触れ合い、
またのびのびと育てられている象と出会うことで、
象にエサをやったり、ハグしたり、乗ったりすることができるようになった。
そこにはタイ人の様々な取り組みがあるのだが、
今後ブログで少しずついろいろなキャンプ場について紹介していきたいと思う。

投稿を作成しました 1996

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