花に命を吹き込むタイ人

ジャスミンの鳥先週、地元新聞を見ていて、週末エアポートプラザでフラワー展のようなものがあるという記事に目がとまった。ジャスミンの花輪によくついている造花のようなドーク・ラックという花で作った鳥の写真が載っていた。バラやジャスミンの花輪、バナナの葉の器、果物のカービングなどがすごく好きで、一通り習ったこともあり、ぜひこれも作ってみたい!と思い、すぐに電話をして、申し込んだ。
 言われた時間に行くと、会場は花で飾られていて、舞台ではブーケの作り方を実演していた。一番人気があるらしく、すぐ定員がいっぱいになったという。先生の言う通りに手を動かす参加者だけでなく、大勢の人が立ち止まって熱心に説明を聞いていた。
 違うコーナーでは、ハスの花でお人形を作っている。ハスの花びらや茎、繊維を見事に使って、顔や胴体、ワンピースを作りあげている。発想が新しいのか、このブースにも2、30人が座って挑戦していた。
 お目当ての鳥のコーナーは、なんと私を含めて3人。華やかさに欠けるから人気がないのだろうか。大きな指輪をした若い男性が指導にあたってくれた。花びらを少しずつ裂いては、細い棒に刺していき、足、翼、尾、首などを作っていく。みるみるうちに鳥らしくなってくる。これまた発想が素晴らしいと思う。1種類の花で、美しい鳥ができ、その場を華やかにする。あとはアイデア次第で、いろいろな動物ができるかもしれない。
 やっぱりタイ人はすごい。発想と手先の器用さにはいつも驚かされる。

投稿を作成しました 1996

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