香り良いヘットトープ・パスタ

雨期に入るか入らない頃、市場や道端でこのような光景をよく見る。
黒茶色のころっとしたものを積んで売っている。
これはヘット・トープというキノコで、
１カップ（写真の容器）100B（約300円）を超える高級食材。
ラーメンが５、６杯食べられる値段だ。
とはいえ、今年は豊作だったらしく半値で手に入った。

これは洗って半分に切ったもの。
ゴムボールのように弾力があり、
ごしごし洗ってもしっかりしている。
中には練りゴマのようなチョコレートのようなものが入っていた。
旬が終わる頃に買ったのでこんな色をしていたけど、
本当は新鮮だと中が真っ白でとってもクリーミー。
全然味が違うのだ。
マッシュルームを数倍強くした芳香があり、
ぷーんと漂ってくる。

クリームソースにしたかったけど、
家にあったのはシーチキンとパスタと唐辛子のみ。
お醤油で和風パスタを作ってみた。
クラゲや豚の耳（ミミガー）のようなコリッという歯ごたえの後に
クリーミーな中身が飛び出し、香りがふわっと口に広がっていく。
それなりにおいしかったけど、
黒いものが多かったので来年はもっと新鮮なもので料理してみようっと。